hmdanceの日記

墨田区錦糸町にある社交ダンススタジオです

東日本大震災

から10年が経ちます。早いものです。3度の大きな揺れ、沿岸部を襲った大津波原発メルトダウン液状化現象など本当にひどい災害でした。スーパーからものが無くなり、毎日が先行きどうなるのかと不安だらけでした。

あの日は教室でレッスンをしていました。1度目の揺れで、その時レッスンされていた生徒様は、怖がってしまい、時間もほぼ終わっていたのでそのまま終了しました。

次の時間に入っていた生徒様は、揺れていてもそんなに気にならなかったらしく、レッスンの時間がもったいないから、地震を怖がらずに踊ってくださいと言われて、3度目の大きな揺れの中、他の先生たちが目を丸くして見ている中、水槽の水がバシャバシャ溢れるほどでしたが、サンバを踊り続けました。このまま建物が倒壊して死ぬのではないかと心配でしたが、なんとかレッスンを終えました。

流石にその後の生徒様はみんなキャンセルになり、家に様子を見に帰ったところ、エレベーターは止まり、食器棚が傾いてガラスや陶器が散乱していました。食器棚や組み立てハンガーラックは高さがあったので、幸い梁に引っかかって横倒しまではいかずにすみ、100均で買える重いものは無事で、高級な軽い食器は全滅でした。靴を履いたまま掃除機をかけたりしましたが、1週間ほど、どこからともなくガラスの破片が出てきて、怖かったのを覚えています。

エレベーターの停止は3日間ほどですみましたが、8Fまで上り降りするのは容易ではなく、地震大国日本では、購入時は低層階にしようとの決め手になった出来事でした。

あの出来事があって、家具の転倒防止に気をつかうようになりました。ただ、食料の備蓄や防災グッズには足りないものがあるので、改めて見直してみます。自衛できるところは、そうしていきたいですね。